エルメスが世界各国で行い好評だったという特別エキシビジョン「レザー・フォーエバー」が日本に上陸したので行って参りました。
開催場所は東京国立博物館
入場はなんと無料。レザー・フォーエバー自体は表慶館という建物で行われているんだけど、エルメスのために博物館の構内に入ってしまえば常設の展示が行われている本館なども併せて無料で見られるという太っ腹振り。
こちらが会場となる表慶館。入り口のライオンはよく見ると一対で阿吽の口になっている。
てか流石エルメス、人並びすぎ(無料だから?)。私が並んだ時は最後尾30分待ちって書かれたプラカードだったのに並んでるうちにいつの間にか80分待ちにまで列のびてた。ちょっとしたアトラクション気分。
並ぶこと30余分、もうすぐ入場。表慶館の入口にさりげないHERMESロゴを発見。どうしてPARISはパリと最後のSを省略して読むのにHERMESのSははっきりと発音するんだろう。第二外国語にフラ語をとっていた私にもわからない。ちなみに全く喋れない。私の大学生活は何だったんだろう。
ようやく入場
中に入るとすごい人。軽いバーゲン会場といった感じである。みんな、そんな焦っても売り切れないよ。そもそも買えないよ。中々先に進まないからみんな何してるんだろうと思ったら写真撮りまくってた。あーそうか、こんなお洒落マインド高い私ってどう?みたいなアピールを写真付きで各種SNSに上げてイイネ沢山もらいたいんだな…わかるわかるよ君たちはお洒落だよイイネイイネ。などとぶつぶつと呟く私は明らかに不審者なのでせっかくだから写真撮りまくることにした。右へ倣えの私は模範的日本人。
レザー・フォーエバーというだけあって革をフィーチャーしまくってる。というかまず革を展示してる。ああ革だ、という淡白な感想しか持てない。最初から最後までずっと革なのか?という不安が過ぎる。
杞憂だった。ちゃんと製品が展示されてる。この写真のタイトルは「エルメスの財布とそれを撮りまくる人々」
勿論鞄もある。だんだんエルメスの店舗との違いがわからなくなって来た。
大量の箱にディスプレイを組み込んでる。この箱を友達や親戚の家で見るとちょっと経済状況的に嫉妬するというあるあるネタを披露しようとしたがどうせ同意してもらえないからいいや。
革をどういう風にカットして製品にするか、というのが視覚的にレーザーで示してくれる。レザーにレーザーかあ…あ、言うまでも無いけれど事故ってるのはエルメスではなく私である。
圧倒的存在感。若干引いた。オーストリッチで出来たサイだそうだ。えーサイ革だと思ってた。てかサイ革ってなんだろう。使えんのかな。
ケリーを模した枠の中に本物のケリーとバーキンを入れてみた、っていうお茶目を通り越して金持ちの道楽のようないけすかない展示。ごめんなさいただの僻みです。かっけーす。
馬具。そうだエルメスは馬具メーカーなんだった。ロゴも良く見ると馬いたりするしね。
浮く馬具。なんか若干ジョジョの世界観なんだよなー。馬具だからスティールボールランね。あ、でも空中に固定されてるからスタンドはクラフトワークかな。ごめん深い意味全然無いからスルーして(でもジョジョだったらコラボもしてたしグッチだよね。あーまた話が横滑り)。
というか、いちいち私のコメントがうざいと自覚してしまったので写真だけで展示の模様をお楽しみください。どーぞ。
おわりに
正直あまり期待してなかったんだけどそれはそれは大層な展示だった。というか博物館というアカデミックな場所に負けない存在感を示していたし、見合うだけの歴史とそれに裏打ちされた本物のこだわりが窺えた(ように私には見えた)。
ほらこの表慶館の雰囲気にエルメス。シャレオツ過ぎ。
あとこんな遊び心あったしね。
表慶館にもともと有った彫像が真っ白なエルメスの鞄持ってた。ニクさ120%だね。
結論:このエキシビジョンが無料とか事件すぎ。もう終わっちゃったけど。
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