*

タイムシェアの説明を聞きに行ってみた。ヒルトン・グランド・バケーションズの評判と実態と個人的感想

公開日: : 企業, 得する話 ,

いろいろな評判があるけれども実際のところタイムシェアってどうなんだろう?ってのを身を以て体験するためにヒルトンのタイムシェアの説明を受けて参りました(特典目当てだけど)。

タイムシェアとは何か

簡単かつ乱暴に説明すると、海外とかのリゾートホテルなんかを一週間単位で所有するプログラムで、実際に不動産登記とかするのね。一週間だけ使える別荘のようなものだと思うと理解は早いと思う。ホテルの1部屋を1年52週として52人で共同所有しようぜっていう、区分所有物件をさらに細分化して期間所有するといえば(日本語って難しいねー逆にわかりにくくなってそう)わかるかな。色々な値段の物件があるけど大体200万円台〜400万円台が多いみたいなので、曰く、『車一台分くらいのお手頃な値段』だそうだ。いらなくなったら売れるから資産としても価値があるとか。
ヒルトンとかマリオットなんかもやってるし、日本にもタイムシェアは結構あるみたいだよ。なのでシステム自体は結構認知はされてきてるんじゃないかな。と思う。

ヒルトン・グランド・バケーションズのタイムシェア

今回私が参加したのは数有るタイムシェアの中でも知名度・存在感・歴史どれをとっても文句の無いヒルトンさん。運営会社はヒルトンの子会社と思しき米国のヒルトン・リゾーツ・マーケティング・コーポレーションだそうだ。その会社がヒルトン・グランド・バケーションズというブランドでこのタイムシェアを展開しているわけね。

ヒルトンのタイムシェアは、1年を52週に分け、高級コンドミニアム・スタイルのお部屋を1週間単位で所有する権利をお手頃な価格で購入いただけるシステムです。
また、世界各地のヒルトン系列ホテルや提携リゾートで交換利用ができ、世界中で優雅なライフスタイルを実現できます。

と公式サイトが仰ってる。世界中で優雅なライフスタイルを実現、したいわー。わくわくしちゃうよね。

タイムシェアにデメリットはないの?

実際、(ヒルトンの言葉を借りると)『お手頃な価格』で毎年一週間ハワイとかで立地最高な比較的広めの部屋を確保できる権利が買えるなら結構いいんじゃね?と思いそうなものだがまあそんなうまい話はそうそう無い訳で、結構いろいろな落とし穴があるらしい。それを知らずに勢いで契約しちゃって後悔してらっしゃる人達が一定数いるらしいから若干問題なんだよね。
ざっとデメリットを上げると
・ランニングコストが高い
・希望した週に予約できない
・売却したくてもなかなか売れない
こんなとこかな。ただそんなネット上のネガティブな意見だけ見ててもフェアじゃないので実際説明会に行ってみたわけだ。

撒いてる餌がでかい。思わず釣られる

まあ実際は特典目当てなんだけどね。売る商品が高いだけあって特典も高額なわけで、商品券とかもあるらしいんだけど私が申し込んだのはなんとヒルトン東京の一泊&朝食が無料のプラン(さっき一休.comで最安確認したら約3万円くらいだった)。
で、でも一応、説明聞いて、本当に素晴らしいと思ったら購入するのもやぶさかではないんだからね、勘違いしないでよね。とツンデレキャラの如く嘯きながら現地に到着。ヒルトン東京の地下一階にある新宿バケーションギャラリー。さあて鬼が出るか蛇が出るか。いざ拾わん火中の栗。

お話伺ってみた@新宿バケーションギャラリー

タイムシェア_ヒルトングランドバケーションズギャラリー新宿
ギャラリーに一歩踏み入れるともうハワイアンな雰囲気。ハワイだけを売ってる訳じゃないはずなのにものすごいハワイ推し。担当者のお姉さんに導かれて奥のブースに通される。早速の洗礼なのか「容姿端麗ですね」的なお世辞を言われ持ち上げられている私。これはセールストークの一環なのだと思いつつも悪い気はしない。ええい、もういっそのこと木に登るくらいおだててくれ、リップサービスを浴びせてくれ、と思う私は半分お姉さんの術中に嵌っている。
そうしてリゾートの紹介と説明が始まったわけだが、話を聞いているととても素晴らしいものなんじゃないかと思えてくる。メリットばかりを聞いているから当たり前なのだが、実際これは買ってしまう人がいてもわからなくもない感じだな。しかし私は残念な事に事前の下調べをしてしまっている。出来るだけフラットな頭で聞いてあげた方がフェアだと思ったのだがネット上の叫びは私にネガティブなバイアスをかけてしまっている。
どうせならば懸念点を質問してみようと思ったのは既に規定時間の90分を過ぎた辺りで、つまりは購入の決断を強いられる直前の事であった。つまりプレゼンはもう終わっているということだ。お姉さん、良い仕事だったよ。でもね、私が事前に調べていた懸念点は全く説明されなかったよ。
ランニングコストについては値上がりする(もしくは値下がりすることもひょっとしたらあるのか?)ということは一切言われなかった。
予約が取りにくいんじゃ?ということ関してもこちらから聞くまで一切説明はなかった(実際私は一般的な社会人の御多分に漏れずまとまった休みが取れるのはGW・盆・正月だと申告してあったのに、だ)。
そして本当に売りたいときに物件を売却できるのかどうかを尋ねた時の回答は「売れなかったという話は聞いた事がありません」というものだった。なんだろうこの答えは。一瞬考えてしまった。裏を返すと、ありえないくらい値下げしまくれば売れるよってことだろうか。それとも「未だ売れていない物件=現在売り出し中の物件」なので売れなかった物件ではないというロジックだろうか。なんだかなー。

実際に話を聞いた上で感じた問題点

イニシャルコストで数百万支払う。それで一応物権(1部屋の年1週間だけね)は自分のものになるが、ランニングコストとして毎年14万円くらいの管理費かかる。このランニングコストは増える恐れがある。恐れってかまず増えると思って間違いない。百歩譲って管理費が固定(で、かつもっと安い)なら考慮の対象にもなるかもしれないが、将来いくらに膨れ上がるかわからない管理費を払い続けるのは私には考えられない。物権は後々子供に譲渡したりもできるらしいが、子供に毎年そんな負担をかけるなんてちょっといやだ(子供いないどころか結婚すらしてないけどな…ちっ)。
で、そこまでして維持してるのに上手く利用出来ないなんてことになったら目も当てられないんだけど、実際希望通りの予約が毎年取れるなんてのは奇跡に近いと。正月・盆・GWをローテで使いたいなんて寝言は寝て言えってな具合である。予約が取れないがために閑散期を狙って連休を取るなんて本末転倒な気がする。自営だったらなー。
いざ売りたくなったときにすぐ現金化出来るかっていう点では、まあ普通に考えて不動産なんて流動性の低い資産の最たるものなので推して知るべし。

結論

私の個人的な感想であって現オーナーになっている人達を馬鹿にするつもりは毛頭ないのだが言わせてほしい。デメリットがでかすぎて全く魅力的じゃない。あれ買うとかありえない。中古物件が破格で売ってたらはじめて考えてやっても良いって感じかな。それでも超躊躇うけど。
こういうのってやっぱ冷静に考えちゃうと買えないんだよね。なぜなら考えれば考えるほど(意図的かどうかは置いといて)隠されているリスクが顕在化しちゃうから。だからハワイで旅行者に声かけて商品券なんかで釣ってその場で契約させるんだろう。旅先だと気持ちが大きくなってるし冷静とは対局にいるからね。実際ネット上のタイムシェア関連の情報にやたらクーリングオフの話が付いて回っているのがその証左だろう。私は今回Travelzooっていう格安旅行情報的なサイトで募集してたから申し込んだんだけどそもそも論として(私をはじめ)そんなサイト利用してる層はタイムシェア買わないと思うんだよなー(激安で旅行するためにわざわざああいうサイト巡回する層と勢いでためらいなく車並みの値段を出せる層は被らないからね。金持ちこそ節約するものだという意見もあるだろうがそこまで頭使える金持ちがタイムシェアを契約する可能性はもっと低い)。0円で泊まれるから申し込んでるだけだよねこれ。仮に次回Travelzooにこの案件出ることあったらそれなりのコンバージョンがあったって事だと思うけど、たぶん出ないと思うな。たぶんね。

そんなことを考えながら一泊してきたのである。こういう撒き餌代も現オーナー達の支払ったお金から出てると思うとなんだか複雑な気持ちになるがそもそもそういうビジネスモデルなんだから気にするのはやめた。と、実体験をありのまま書いたらあまりポジティブな情報を載せられなかったのでせめてヒルトンさんのメリットになることを書かなくちゃ。えーと…朝食ビュッフェ、おいしかった。

レクタングル大

関連記事

citibankダイナース

条件付きで年会費無料。コスパ最強のcitibankダイナースに切り替えた

ダイナースプレミアムを解約する、なんて息巻いてた私だが実際はcitibankダイナースにダウングレー

記事を読む

青山通りにそびえる謎の白い光を放つ眩しいビル。AiiAとは一体何なのか

とある夜、青山通りを歩いていると煌煌と輝く真っ白なビルを発見しその異様さに思わず写真を撮ってしまいま

記事を読む

dinersclub

言われてみればいろんな所で目にしてるかも。DinersClub(ダイナースクラブ)って何?

ずばりダイナースクラブはクレジットカードです なんか聞いたことある。マークを見せられればあーそ

記事を読む

ヤフOFF!で3冊無料で本が貰えるというので行って来た

ヤフーとbookoffがコラボして「ヤフOFF!」というリアル店舗をオープンしたということが話題にな

記事を読む

スタバには当たりレシートが存在した。無料でお好きなドリンクゲット

スタバでドリンクを購入したら変わった長いレシートを手渡された。おめでとうございますう、とフレンド

記事を読む

意外と知られていない?スターバックスではクレジットカードが使える

今や一部の県を除いて全国各地に拡大したスターバックス。かく言う私も折に触れてスタバを愛飲してます。で

記事を読む

さようならマクドナルド。赤字転落したマクドナルドへの弔辞

By: Håkan Dahlström[/caption] 10月7日、マクドナルドが緊急会

記事を読む

ふるさと納税お得ランキング常連の阿南町は義理堅さでもトップクラスだった

ある日謎の郵便物が届きました。見に覚えの無いその荷物の差出人は長野県の阿南町からでした。あれ、今

記事を読む

レクタングル大

Comment

  1. ダイナース&ヒルトン より:

    ダイナースも、辞めてしまったのですか?
    残念です。

    私は、ANAダイナースプレミアムですし、ヒルトンオーナーズです。

    一緒ですね?

    あなた位の頃に、独立し、数年で法人成りしました。

    当時、
    プレミアム&ヒルトンオーナーズの御蔭で、
    持った途端に、
    ハワイ好きの彼女(現嫁)をゲットできましたよ~。某令嬢。

    ハワイ等へは、ビジネスクラスをANAで取り、何回かに1回はマイルで飛べるので、魅力的ですね。

    家族カードも無料

    ハワイに、別荘があるような物ですし、しかも、不在中の管理を自分達でしないでいいし。ハワイに着いて掃除から始めないでいいのも助かります。

    そこに、妻は惚れたみたい。お父様も、資産をきちんと持っている層と認めて頂けたようです。

    これから、円安になり、ホテル代が円換算だと、年々高くなる事を考えて、一生、持つでしょう。

    持ってて良かった。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

レクタングル大

謎多き国トルクメニスタンの激安ツアー。政府の威信を賭けた弾丸クレイジージャーニーの全貌とは

あなたはトルクメニスタンと聞いて何を思い浮かべるだろうか。 「地獄の

1/300のストーリー。渋谷タワレコ・X JAPANのサイン会に行ってきた。

私はXを恨んでいる。Xに人生をめちゃめちゃにされたのだ。なに、接触イベ

ダイナースクラブカードICチップ付きカード
ついにダイナースがICチップ搭載。早速ICカードを申し込む

dinersが待望のIC化 ダイナースクラブがついにICを搭載す

citibankダイナース
条件付きで年会費無料。コスパ最強のcitibankダイナースに切り替えた

ダイナースプレミアムを解約する、なんて息巻いてた私だが実際はcitib

ブラックカードを解約しようと思う。さようならダイナースプレミアム。

年会費13万円のブラックカード。税込みで14万円を超える。いやこれはプ

→もっと見る

PAGE TOP ↑